Enhanced Life based on Passion and Chance
パーソナルキャリアコーチ石川英明のブログ
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キャリアの考察を軸に、気の向くままにテーマを選んで思考を深めていくブログです。
3.11
category : enhanced life
地震から2週間が経ちました。
3.11から経験したこと、考えたことを一旦整理したいと思います。
まず3.11の当日、私は研修の仕事で保土ヶ谷におり、
電車が動かなくなり、横浜近辺を歩きまくって、
右往左往していました。
研修会社の若手社員の人といたのですが、
まずそれで強く感じたのは「自分がしっかりしなきゃ」
と思うことは、とてもエネルギーをもらえるということです。
あの時、もし自分が一人であったら心細いのもそうだったでしょうが、
あれほど精神的にしっかりしていられなかったと思います。
彼女にはとても感謝しています。
携帯電話が電話とメールができなくなり、
twitterで「今横浜にいますが、どこか泊まれるところとかないでしょうか」
と書き込んだところ、大勢の方から、開放されている場所の情報を
いただくことができました。
ソーシャルメディアの強力さと、
他人の優しさの有難さを、強烈に感じた瞬間でした。
その後二日間は、睡眠とtwitter、それとTVを見るというだけの過ごし方
だったように思います。
twitter上で、大切な情報が共有されていたり、
心温まる言葉を見たりして、ソーシャルメディアについてあらためて
その力強さを感じました。
デマの問題などもあるかもしれませんが、有効性の方がはるかに上回っている、
というのが今のところの私の認識です。
そして多くの人が3.11をきっかけとして、
よりよい未来を創造しよう、そう思っているのが、
コンテクストから個人的には強く感じられました。
そのあと、私自身の意識が向いたのは
原発のことと、”批判”のことです。
まず先に批判について考えたいと思います。
東電が悪いとか、首相が悪いとか、
買占めをする人が悪いとか、色んな批判が出てきました。
私は、批判というか、分析や反省は必要なものだと思います。
だから、例えば政府のエネルギー政策や対応に問題があったのだとすれば、
それを指摘し、修正する方向にもっていくということは
重要なことだと思います。
それと、現在福島で命がけで作業をしてくれている人を応援し、
感謝するというのは別のことです。
(同じ一人の人間が、批判もし、感謝もする、
というのは私は、まったくもってあり得ると思います)
そして、これは今までの自分の思考パタンとしても
強くそうだったかもしれませんが、「人の批判をするなら、まず先に
自分自身を分析するなり、反省するなりしよう」ということです。
その思いが改めて強くなったように思います。
そして、ここから先は原発のこととも絡んできますが、
自分自身を反省した時に、如何に自分が市民として、
無責任というか、無自覚というか、そういう状態であったかということを
痛烈に感じないわけにはいきませんでした。
私は日本に原発があるということは聞いたことがありました。
きっと勉強もしたはずでしょう。
しかし、都民である私が日常利用している電力が、
危険性もある原発という装置を福島に設置して生産されていた、
そのことを私は自覚せずに暮らしていたわけです。
もし「東京で使う電気は、東京で作ろう」として、
それで都内に原発を建てる。
私の家の隣に、原発がある。
それは、ある意味当たり前のことのようにも思えますが、
実態はそうではなかった。
200kmも離れた福島に(そしてそのほかの場所にも)
”怖い”原発があったわけです。
自分が豊かな生活をするために、
別の地域の、他人に負荷や恐怖を押し付けて生きていた。
それに対して無自覚であった、
この想いは、強烈です。
他にもそういう構造の問題はたくさんあるでしょうが、
私は沖縄の米軍キャンプのことを思いました。
これも構造は全く同じです。
日本の防衛という観点から、
米軍基地が日本にあることが必要であるとしても、
それを長年にわたり沖縄の人々に不安や恐怖を押し付けていた、
少なくともそういう面がないとは言えない。
私はそれについて真剣に考えたことも、
行動したこともなかった。
この二つのことは「地域」という水平的問題というか、
距離的問題です。これはとても重要なことで、
私は、自分の考え方、生活の在り方を、全てもう一度
見直す必要性を感じています。
もう一つ重要なこととして、垂直的問題というか、
時間的問題があります。
これは地震を契機として「持続可能な未来へ(P.センゲ)」
をあらためて読んでいて、考えさせられていることです。
私たちの現在の生活の在り方は
地球が何億年もかけて生成した化石燃料(石油や石炭など)という
再生不可能な資源を使い放題使うことが前提で成り立っています。
そして地球という生命体を傷つける生活の在り方でもあるようです。
自分たちの子供や、孫、ひ孫、そのまた子供にまで
”美しい地球”を遺していく、そういうタイムスパンでの
思考はしていないし、生活をしていないのです。
これもまた、私自身、もっと勉強し、考えなければなりません。
勉強し、考え、行動したい、と強く思います。
———
人は、自責の念から動いたり、
問題をなくそうとするよりも、
よりよい未来を本気で望んで、それを実現しようとしたときに
持続的な内発的エネルギーを得られると私は思っています。
ですから私は、
「とにかく反省している。自分を変えなければならない」
というコンテクストよりは、
「この経験を糧に、素晴らしい未来を実現したい」
というコンテクストを大事にして生きていきたいと思っています。
私は2009年にこのblogでビジョンを描きましたが、
こんど、改めてこれを更新したいと思っています。
http://www.enhanced-life.net/essay/119
ビジョンの実現に自分自身が果たす役割。
ここが重要なわけですが、まず前提として私は一人の人間です。
酒も飲むし、寝るし、旅行だってしたいし、
自分の仕事の興味関心、情熱の領域も偏りというか限定があります。
いきなり環境問題の専門家に自分がなりたいわけでもないですし、
なる必要もないと思います。
ただ、以前よりも一市民として、もう一歩、様々な問題に対して
真剣に考え、行動したい。少なくとも自分の生活の在り方が、
ビジョンの実現に対してマイナスになるような生き方をしたくない、
そう思っています。
無理をしても続かないですからね。
自分のことを大切にすることは、とても大切なことだと思っています。
その上で、やはり、3.11で痛烈に感じたこの無責任さ、
それを今後にしっかりと活かしていきたいと思います。
私個人としては「市民勉強会(仮称)」をスタートすることにしました。
これは必ずやります。
テーマとしては、環境、エネルギー、防衛、国の財政、福祉、教育、
そういったものを調査し、勉強し、実践していきます。
・自分の生活の在り方に反映する
・投票という行為に反映する
一旦、この二つをアウトプットとしてやっていきたいと思っています。
ご興味のある方は、ぜひ一緒にやっていきたいと思いますので、
お気軽にご連絡ください。
8月 23rd, 2011 at 18:45
石川さん
わたしもこの地震ではいろいろなことを考えさせられました。福島原発で命を削って必死に働いてくれてる方々がいるのに風評被害があったり風評被害で自殺された方々もいて胸が痛いです。地球環境について今一度考えるべきときだと思います。ぜひアウトプットの勉強会積極的になさって下さいね。